ThinkPad T470sの対応ドックは種類があって選ぶのが悩ましい。
ガチャリとのせるだけのThinkPad ウルトラドック
T470sから搭載されたUSB Type-C、Thunderbolt3端子を使う
ThinkPad USB-C ドック と Thunderbolt3ドック
はたまた、ワイヤレスのWiGigドックか?
※WiGigドック対応機種のみ使用可能。
よく選ばれる人気のドックはこの3タイプ。
実際に使ってみて、利点と欠点をまとめてみる。
ドックといえばウルトラドック
ThinkPadのTシリーズを長く使っている方にとって
お馴染みのドッキングシステムといえば
ガチャリと本体をのせるだけで認識可能なウルトラドック
ThinkPadの中で最も歴史あるメカニカルドックで
コアユーザーに好まれる傾向にあるようです。
T470sの一つ前のモデルT460sでウルトラドックを使ってみた
→ThinkPad T460s ウルトラドックをドッキング VGAやDVI-D端子が使える
利点はとにかく脱着が容易。
ガチャリと上から押すだけでドックに装着され、電源供給から周辺機器、デュアルディスプレイまで瞬時に認識してくれる。
持ち出すときはボタンを押すだけ浮き上がるように外れる。
端子が横並びに配置されているため着脱が容易。
ケーブルの取り回しもしやすい。
欠点は机上である程度、スペースが必要。
ThinkPad USB-Cドックと比べてみる。
USB Type-CやThunderbolt3につなげるドックの場合、
机の下に隠して使用することも可能だけれど
ウルトラドックなどのメカニカルドックは必ず机上に設置する必要がある。
個人的にはウルトラドックが一番使いやすく感じる。
安定感は抜群だし、着脱が容易なのが好みです。
→ ThinkPad ウルトラドック
端子の少ない ThinkPad ベーシックドック や プロドック も使えます
今後主流に!?USB Type-C Thunderbolt3
T470sからUSB Type-C/Thunderbolt3端子が右側面に搭載され
新たに対応ドックが増えました。
特にUSB Type-C端子は今後ノートPCでも普及が予想されますので
ThinkPad USB Cドックは汎用性ではナンバーワン。
2017年発売されたThinkPadの上位機種には
USB Type-C端子が搭載されているし
他メーカーでも搭載が進んでいる。
ThinkPadを複数台持っていると対応ドックがそれぞれ異なり
すべてドックを購入する必要があったけれど・・・
ThinkPad USB Cドック一つあれば使い回すことも可能。
T470sだけではなく、X270、X1 Carbon2017、X1 Tabletなどなど
他メーカーでもUSB Type C端子を搭載していれば使えるらしい。
欠点としてはドックにHDMI端子がないこと。
HDMIで入力するモニターが多いだけに変換アダプターを別途用意するのがちょっと面倒です。
一方で ThinkPad Thunderbolt3ドック にはHDMI端子が搭載されている。
ただ、USB Cドックに比べて大きいんですよね・・・
大きさが気にならなければ、Thunderboltドックを選ぶといいかも。
USB-Cドックの上位版の立ち位置。
T470sはUSB Type C端子兼Tunderbolt3端子なので
USB Cドックと同じく右側面のType-C端子に接続して使います。
今のところ、Thunderbolt3は一部の上位機種のみ対応してるので
汎用性ではUSB Cドックに軍配があがります。
ドックにHDMI端子が必須ならばThunderbolt3ドックを選ぶといいでしょう。
→ ThinkPad USB-C ドック
→ Thunderbolt3ドック
WiGig対応ならワイヤレスドッキング
WiGig対応のT470sならば、ワイヤレスでドッキングできる
ThinkPad WiGigドックが使用可能。
※ワイヤレスアダプターをインテル® Tri-Band Wireless-AC 18265 (2×2、WiGigおよびvPro対応)+ Bluetooth 4.1にカスタマイズする必要があります。
全てのT470sがWiGigに対応しているわけではありませんのでご注意を。
T460sの時にはホテルの部屋でWiGigドックを使い
ベッドの上にいながら、ワイヤレスでデュアルモニタ出来るのが便利だった
→ ThinkPad WiGigドックの通信距離は? T460sをホテルの部屋でドッキング
利点は電源をつけるだけ、WiFiと同じように
ワイヤレスで機器を認識してくれるのがとにかく驚き。
ただし、T470s本体の電源供給とWiGigドック本体の電源は別。
本体電源供給時にはACアダプターを挿す必要があります。
WiGigドック以外、上記に紹介したドックは
ドッキングすれば同時に電源供給されます。
他のドックとの大きな違いが・・・
WiGigドックにはファンが搭載されていて、稼働時は音がします。
静音を追求するならば、他のドックを選んだ方がいいです。
会議室などにWiGigドックを置いておくと
T470sを立ち上げた瞬間に全てを認識してくれるので
頻繁にT470sを持ち運ぶ場合はWiGigドックが重宝しそうです