ThinkPad X270の重さはカスタマイズ内容によってばらつきがある。
NVMe SSDとSATA SSD。内部構成が異なる2台の重量を実測
NVMe SSD 液晶FHD(3セル+3セル):1401g
SATA SSD 液晶 HD(3セル+3セル):1408g
→ ThinkPad X270 スペック・仕様詳細を詳しく見る
SSD自体の重さが約5gと軽いNVMe SSD内蔵のX270がわずかに軽い。
いずれも、バッテリーはフロント(内蔵)3セルと
取り外し、交換可能なリアバッテリーに3セルを搭載。
ただ、NVMe SSD搭載のX270はLTE対応で、
WWANカードが刺さってます。
LTE非対応ならカード分5g~10g、軽くなるでしょう。
重さにこだわるなら、M.2のNVMe SSDがいいですね。
リアバッテリーによって重量が変わる
X270は用途に応じて3種類のバッテリーが搭載可能。
NVMe SSD搭載のX270に異なるバッテリーを取り付けて計測
フロント3セル+リア3セル(23.2wh):1401g
フロント3セル+リア6セル(47wh):1549g
フロント3セル+リア6セル(72wh):1578g
![X270 リアバッテリー 3種類](https://korya-sugoi.com/wp-content/uploads/2017/03/IMG_7779.jpg)
本体底面から1cmほど出っ張る6セルバッテリーを取り付けたときは
駆動時間が長くなるのと引き替えに重量が増します。
リアバッテリー単体の重量はこちら
リア3セル(23.2wh):149g
リア6セル(47wh):297g
リア6セル(72wh):326g
過去モデル X260 X250と比べて重さは?
1年前のX260 2年前のX250も実測して違いを確かめる。
![ThinkPad X270 X260 X250 重量を実測](https://korya-sugoi.com/wp-content/uploads/2017/04/IMG_7810.jpg)
X250 HD IPS液晶(2015年2月発売):1417g
X260 HD IPS液晶(2016年1月発売):1452g
X270 FHD IPS液晶(2017年2月発売):1401g
いずれもバッテリーはフロント3セル+リア3セル
X250、X260のストレージはSSDです。
発売年度によって多少ばらつきがあるけど
X270のみWWANカード搭載なのに最軽量。多少軽くなっている。
X250とX270の10gの差は持ってもほとんど分からないけど
X260とX270には50g違いがあり、持ち比べるとX270が軽い。
この辺も液晶や内部構成、パーツの種類で微妙に変わってくるので、50gは誤差の範囲と考えるのが妥当かも。
後述しますがノートPCにグラム単位で重量を
重視する方にはX270は向きません。
サイズや厚さは世代の異なる3機種とも全く同じで変わらない。
過去モデルをお使いの方でも全く違和感なく移行できるでしょう。
X270は重い でも、持ち運ぶ理由は?
フロント3セル+ リア3セルで1.4kg
大容量のリア6セル 72whを搭載すると1.58kg
最近は1kgを割るノートPCもありますから、
重量の数字だけ見るとX270はどう考えても重い。
これはThinkPadが元々、ビジネス専用マシンであることから
堅牢性の確保や効率的な作業を重視した結果なのかも。
毎年、X2xx系がモデルチェンジするごとに購入してますが
軽量化には大して期待はしてないんですよね(笑)
むしろ、このまま効率的なインターフェイスや
打ちやすいキーボード。脱着可能なバッテリーなど
ビジネスシーンでの使いやすさにトコトンこだわって欲しい。
駅のホームでぱっと取り出してX270ひらいてみたり、
![駅のホームでX270を片手持ち](https://korya-sugoi.com/wp-content/uploads/2017/04/IMG_8292.jpg)
ビジネスシーンでPCを使うのに、
丁重に扱ってられない場面が多々あります。
片手で持っても、本体がしっかりしていて安心感、安定感が抜群。
加えて、最近の薄型ノートPCにはない有線LANポートや
フルサイズのSDカードスロットがあるのも大きい。
車で移動するときはバッグに入れずに
X270をボンと助手席において必要なときにすぐ起動。
![車の助手席にX270](https://korya-sugoi.com/wp-content/uploads/2017/04/IMG_8662.jpg)
外回りの営業などに使うノートPCとしては最適。
12.5インチ ほぼA4用紙と同じサイズでコンパクト。
ハンドリングにも優れていて、
PCの扱いを考えずにすぐに画面を開いて作業に集中できる
これが例えば材質に高級感があるX1 Carbonだと
X270より傷がつきやすいマグネシウム合金の本体をいたわってしまう。
それはそれでいいんですけど、
余計なところに意識を向けなくちゃならない。
動画編集などバッテリーがあっという間になくなってしまう作業があるときは大容量のリアバッテリーを搭載したり、
予備のリアバッテリーをキャリーバッグに忍ばせて用途に応じて自由自在にバッテリーが変えられるのもX270ならでは。
![ThinkPad X270 リアバッテリー 脱着可能](https://korya-sugoi.com/wp-content/uploads/2017/04/IMG_8705.jpg)
質実剛健、という言葉がぴったりなX270
頑丈で壊れにくい構造も
重量増につながってるんでしょうね。
デザインや重量よりも
使いやすさ、壊れにくさをを重視する方向け。
いろいろThinkPadを使ってみたけど
メインのモバイルPCとしてはX270に落ち着いてます
仕事の相棒にはぴったりです。
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