ThinkPad X230(2012年6月に発売開始)と2015年2月に発売開始したThinkPad X250。約2年半でThinkPadがどれだけ変わったのか実機で比べてみました。
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外観・インターフェイスの違い
ThinkPad X230には最大容量で横と下に出っ張る9セルバッテリー搭載モデル。ThinkPad X250のリアバッテリーは本体にぴったり収まる一番容量の少ない3セルバッテリーをつけています。
当然かもしれませんが厚さ、大きさ含めてThinkPad X250の方がコンパクトです
本体がコンパクトになった分、X250にはX230で搭載されていたExpress Cardスロット、無線LANスイッチがなくなり、USB端子も3個から2個へ減っています。
薄型化、軽量化によって、インターフェイスがしわ寄せを受けるのは致し方ないことですが、できればUSB端子は3つは欲しかった。
とはいっても、他社ウルトラブックの多くで省かれている有線LANポートやVGA(D-sub)アナログディスプレイ出力端子がしっかり搭載されているのはさすがThinkPad。実用的です。
細かな部分としてはX250でHDDアクセスランプがなくなりました。ないと困る方が多いようで、根強い復活要望がありそうです。
キーボードの違い
ThinkPad X230がキーピッチ(キーとの間隔)19mmのフルサイズに対して、X250は横が18.5mm 縦が18mmと縦の間隔が特に短くなっています。
キーストローク(キーを押し込む距離)はX230、X250とも約2mmは確保されているのですが、フルサイズのキーピッチになれていると最初はX250のキーボードは窮屈に感じるかも。
X250は縦のキーピッチが短い反面、パームレストが広くとられているので慣れるとタイピングに安定感が出て打ちやすいです。
X230では継ぎ目のないファンクションキーが不評だったのか、X250では改善されて、切れ目ができたので、目視しなくても手探りでファンクションキーを押せるようになりました。
X250のファンクションキーは男性の指で押すことを考えるともうちょっと大きいほうがいいのですが、継ぎ目がないよりは使いやすい。
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クリックボタンの違い
購入当初、X250のクリックボタンを見たときに縦の幅が狭くて不安があったけど、実際に使ってみるとクリック感は軽くて、X230よりもクリックしやすい感触です。(主観です)
X230は特にセンター(スクロール)ボタンが陥没して個人的には押しにくいなぁと思ってました。X250では独立したクリックボタンすべてが軽くて指を乗せるだけで認識してくれるイメージです。
X240sの一体型クリックボタンから移行した自分にとってはX250のクリックボタンは神ですね(笑)
バッテリー駆動時間と重量
ThinkPad X230は 実働9時間程度(SSD搭載)
(大容量9セルバッテリー搭載で重量1.67kg)
ThinkPad X250は 実働10時間程度(SSD搭載)
(フロント3セル+リア3セルバッテリー搭載で重量 1.42kg)
ちなみにThinkPad X250はリアに大容量6セルバッテリーを搭載すればさらにバッテリー持続時間が長くなります。(6セルバッテリーは本体下に1cmほど飛び出ます)
X230とX250でバッテリー駆動時間を合わせて、本体重量を比べると250gもX250の方が軽くなります。
X230は9セルバッテリーを搭載するとかなり重くて、いかにもマシンを持ち歩いているという感覚でしたがX250はよりファッショナブル?!に気軽に持ち運べています。
CPUの進化とともに容量の小さいバッテリーでも駆動時間が長くなっているので、ThinkPad X250になって出先での利用や持ち運びはさらにしやすくなりました。
1ヶ月ほどX250を持ち運んで使ってみて感じているのは、重量、バッテリー持続時間、実用性のバランスが抜群でPCモバイラーにとっては完成度の高い1台だなと感じました。
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